宅地造成工事が始まったばかりの分譲敷地にて、これから基本計画を立てます。
まず、造成計画図により、隣地高低差・道路勾配を考慮し、造成工事の完成をイメージします。
次に、区画図より、両隣、南隣に建つだろう家の配置計画を予想してみます。
(他人の家なのに、勝手に想像されるのは、余計なお世話ですね)
そして、真北測定の結果を書き、夏至・冬至の日の出、日の入りの方向を書き込みます。
その上で、風配図により、夏のそよ風・冬の季節風の流れも書き込む。
それから、お客様の愛車の車種の必要最小回転半径寸法を調べ、駐車スペースを仮定する。
これだけのデーターが入った図面をじっと見つめながら、あらかじめお客様に自由に希望を記入しておいていただいたOM設計カードを何度も読み返してゆくと、ベターなラフプランが自然に
浮かんでくるのです。ここまでしてから初めて、頭をソフトに切り替え、平面計画に入ってゆくようにしています。
by takeshi-osonoe