前回の続きでもう1軒。レーモンド事務所の避暑を兼ねた夏の仕事場で、現在は別の場所に移築されて
ペイネ美術館として利用されています。
移築なので、もともと建っていた時と違う方角に建ってしまっていて、敷地の高低差も違い、中庭のようなところにあったはずの池も、暖炉も復元されず、しかも、用途が美術館なので、全開口になるはずの木製建具も全部閉じられたまま。なので、本来持っていた魅力とは、違う使われ方ですが、とりあえず、その物自体が残っているだけでも、ありがたい、というもの。あっさり解体されて、跡形もなくなってしまうのが普通の日本なので・・・。
ここも、この色がオリジナルかどうかは不明ですが、カニングハム邸と同じような色で塗られていました。この色が偶然の一致という可能性は少ない気がするので、きっと、こんな感じの色がオリジナルなんじゃないかと思います。(ono)