本当の住み易さ、居心地のよさ、などを数値で表すのは無理があります。
しかし、住宅業界は急速に、この数値化が進んでいて、設計・建設評価は全て数値で表そうとします。次世代省エネ基準の温熱環境に関する省エネルギー対策において、最高得点を得ようとすると、断熱材の種類・厚さは証明できても、気密性の相当隙間面積数値提出を求められると実測データーしかありません。
開江の家は、フォルクスAで、断熱・気密性は高いことは理解できても、いざ検査機関から 「実際のC値はいくつですか?」 と聞かれると、ズバリとは言えません。
そこで、ウチの施工で既にフォルクスの家にお住まいのお客様にも参考になることを兼ねて、気密測定を実施しました。
まずは窓を一箇所開けて、目張りをします。
測定器をセットして、台風時の1/20まで室内の気圧を下げ、この状態で外部から空気を浸入させることにより、隙間面積を計測します。
測定結果は、C値=0.7 でした。(建物床面積1㎡あたり何c㎡の隙間があるかを表します)
この地域の最低基準はC=5.0ですが、測定検査員曰く、「北海道では、暖房器具を多用するので、C=1.5~2.0くらいがちょうど良いそうです。大切なのは、低い数値よりも計画換気と調湿作用のある内装材や自然素材を使うことです」 との事でした。 なるほど!。
by takeshi-osonoe