やはり、今回の震災で大きな被害を受けてしまった築150年の豪商の土蔵造りの住宅です。
いつも、なにかとお世話になっているM奥様のご実家ですが、材料を何かに(記念として)転用できませんか?とのご相談をいただきました。すでに解体工事が始まっていましたが、この世界に明るい森棟梁をさそって急きょ見学をさせていただきました。
私としては、なんとか形のあるうちに、150年を経て建築の先達の残した住宅というものを直接、肌で感じてみたい。というのが目的なのですが・・・。
材料的にも施工的にも今後は二度と揃わないと思われる造作です。
森棟梁の気を惹いたのは、ケヤキの下駄箱天板と、このフスマの中に重ね貼りされた手漉きの和紙。
全く解読不能です。
by takeshi-osonoe