小田原の山月さんの後、
「小田原の家」を見学させていただいて、夕方、向かったのは、「名建築に泊まる」で紹介されていた、近くのもう1軒
「環翠楼」さん。
伊藤博文や夏目漱石、東郷平八郎…など、歴史上の人物もたくさん訪れたという温泉宿。現在の建物は、その後、大正8年(1919)に改築されたものらしいですが、木造4階建ての堂々たるもの。
川沿いの遊歩道からの見上げ。全面大開口で耐力壁なんてどこにもないぞ~(笑)!
この遊歩道も、新緑や紅葉の季節は、さぞかし気持ちよさそう!その頃にも来てみたいなぁ~。
裏側も、また別の意味でいい感じ。増築に増築を繰り返した結果か、道路の曲線に沿った正に「何でもあり」な形(笑)。敷地上空を余すところなく利用したグチャグチャ、未整理な感じが、ありえません!
古い時代のガラスだけあって、外がゆらゆら歪んで見えます。
建物にも興味があって来たことを話したら、最上階、4階大広間の照明をこころよく点灯してくれました。3部屋ある大広間、どの部屋の天井もまたまた立派。
実は、この大広間で大宴会…な訳はないですが、ここの天井も凄いなぁ~。こんな天井を作りたい!なんて言ったらウチの大工さん達、みんな困った顔するだろうなぁ~(笑)。唯一、M大工さんなら喜んでくれそうな気もするなぁ…。
そういえば、「名建築に泊まる」という本に床柱の種類が書いてあったなぁ…。
舞台付の大広間。これまでここでどんな催しが開かれて来たのか…。舞台には、ちょっとワクワクするものがあります。(ono)