造園・庭園の設計施工には、とても興味があります。
これは、完成前の住宅工事現場の庭に知り合いの造園屋さんに造っていただいている庭園です。最後に竹の垣根を立て隣の視線を遮るのだそうです。
ずい分前に、ある造園屋さんの講演を聴いたことが有りました。
庭の存在価値は、腐ることが前提であり、腐れゆくものの姿だそうです。
横山大観が造園の際、希望をだしたのは「石垣はくずれたように」
「垣根は腐ったように」 だったそうです。
それにより庭は生きながら自然と調和していることを表現したかったのだと思います。
造園の設計にも深いものが感じられますが、現場の造園屋さん曰く、設計=馴染ませ方の技術であり、建築設計のように詳細な予定は立たない、とのことです。
by takeshi-osonoe