今年一月に、完成展示会を行わせていただき、二月上旬よりお住まいですので、約八ヶ月後に
外構工事が始まりました。実際に住んでみてから分かることもありますので、住みながら、少しづつ完成させてゆく、というのも良い方法です。もちろん、計画案は建物完成前に作成してありましたが、最後の 「しつらえ」 は、お客様のセンスです。
下の写真は、駐車場の土間ですが、 「龍のヒゲと白い玉石」 は、いい感じです。
玄関の正面と隣地の境は、得意の木塀の予定です。
どういう訳か、冨田棟梁(現場監督が本業なのですが・・・) はりきって、楽しそうに
キザミ~塗装~取り付け まで行っている最中です。
しかし、さすがに大工棟梁経験者。木を長持ちさせる工夫が、いっぱい取り入れてあります。
もちろん、土台・柱は桧。ブロックと土台の間に 「ネコ」を組み込み、水を吸わせない。
柱の上部に溝を掘ることにより、これから取り付く 笠木 からの雨水の水切り効果を狙う。
土台と柱のジョイントは、金物を使わず、「長ホゾ+こみせん」とする。
細かい 「納まり」 で、図面では全て現せない部分ではありますが、彼の木に対する
「木づかい」と「気づかい」なのです。
by takeshi-osonoe